・「吉原つなぎ」の魅力とは?
やはりなんと言っても規則的に並んだ鎖のような文様が特徴的な「吉原つなぎ」。 別名として「郭繋(くるわつなぎ)」とも呼ばれています。 四角形の内側にさらに小さな四角を入れ、それを繋いで連続的に並べて鎖のようにした文様になります。 現在でも手ぬぐい、暖簾、浴衣、法被や半纏によく用いられている江戸を代表する魅力的な文様です。 正式な名称は「子持吉原」といいます。 大小様々なデザインの「吉原つなぎ」がありますので自分好みのもを探すのも楽しいかもしれませんね。
・規則的に並ぶ「吉原つなぎ」の名前の由来とは?
江戸時代最大の遊郭であった吉原の名前からきています。 手引き茶屋の暖簾にこの「吉原つなぎ」が描かれていた。や、吉原の遊郭に一旦入ってしまうと鎖繋がれてしまいなかなか抜けることができないことにちなんだ名前と言われています。 少しドロドロした印象の由来ですね。男性はなんとなく心当たりもあったりなかったり? みなさんも何かに縛られないように気をつけましょうね。
・吉原格子のメンズ浴衣
wargo.jpでは「吉原つなぎ」と似た雰囲気の「吉原格子」のメンズ浴衣をご用意しております。 斬新な色使いと吉原格子のアクセントで斬新なデザインの浴衣に仕上げました。 ぜひ、この夏の思い出作りに「吉原つなぎ」に縛られた浴衣を纏ってみませんか?
・「吉原つなぎ」に込められた粋な想いとは?
上で紹介させて頂いた少しドロドロとした想いとは別に「吉原つなぎ」には前向きな想いも込められています。 連続的につながれた鎖のような「吉原つばぎ」には、人と人を結ぶ良縁を意味していて人間関係を豊かにするという文様としての想いも込められています。 がっちり繋がれた鎖は前向きに捉えるのが一番「粋」かもしれませんね。
・まとめ
「吉原つなぎ」の「粋」な魅力を感じて頂けましたか? 鎖でつながれてしまった吉原の遊郭を抜け出せない人々。豊かな人間関係を強固に築きたい人々。 良い面悪い面をシンプルで規則的な文様に表した「吉原つなぎ」。 江戸時代当時の感覚に気軽に触れられるので、頭の片隅に入れていただきながら身につけていただくのが良いかもしれませんね。 きっと抜けるのは大変なので遊郭にハマってしまわないように気をつけてくださいね(笑)
「吉原つなぎ」と一緒に粋な信玄袋はいかがですか?