番傘は百以上から成る工程を経て作られます。竹を割って一本一本骨をつくり、竹軸と合わせて組み立て。丁寧に和紙を張り、植物油で防水加工を施し天日乾燥。これらはすべて職人の熟練の手技によるものです。仕上げるのに最低でも一月半を費す傘には、洗練された伝統の技がきらりと光ります。職人の想いが熱く籠められた一生モノの逸品です。
長くご愛用いただけるよう、耐久性に優れた丈夫な国産手すき和紙を使用しています。色は人気の赤と黒をご用意しています。
取手の先には伝統と安心の印、北斎グラフィックの紋いり石突が(いしづき)。無垢の真鍮を黒く仕上げた姿は、格調ある雰囲気であるのと同時に持ち手が割れることを防ぎます。