番傘
番傘の「番」は普段使いという意味。番傘のはじまりは江戸時代、日常使いが出来る傘として広く使われていました。竹と和紙で丈夫な傘を作るための工程はなんと100以上。番傘は熟練した職人の手技によって支えられています。北斎グラフィックの番傘は現代でも気軽にお使いいただけるような実用性と、北斎グラフィックならではの粋を兼ね備えています。


一、 受け継がれし伝統の技

番傘は百以上から成る工程を経て作られます。竹を割って一本一本骨をつくり、竹軸と合わせて組み立て。丁寧に和紙を張り、植物油で防水加工を施し天日乾燥。これらはすべて職人の熟練の手技によるものです。仕上げるのに最低でも一月半を費す傘には、洗練された伝統の技がきらりと光ります。職人の想いが熱く籠められた一生モノの逸品です。

二、 日本製手すき和紙

長くご愛用いただけるよう、耐久性に優れた丈夫な国産手すき和紙を使用しています。色は人気の赤と黒をご用意しています。

三、 黒く輝く北斎紋

取手の先には伝統と安心の印、北斎グラフィックの紋いり石突が(いしづき)。無垢の真鍮を黒く仕上げた姿は、格調ある雰囲気であるのと同時に持ち手が割れることを防ぎます。