指輪の素材というと、真っ先に思い付く貴金属としてはゴールド、シルバー、そしてダイヤモンドを輝かせる台座としてうってつけの、永遠の銀白色の艶を持つプラチナが挙げられる事でしょう。
プラチナが今日のようにジュエリーとして注目されるようになったキッカケは、民主主義が発達したヨーロッパはフランスの宝石商・カルティエが、「プラチナこそ貴金属の王である」と、プラチナを積極的にジュエリーに使用し始めたことだったのをご存じでしょうか。
それまでは、ダイヤモンドジュエリーの台座として、プラチナより変色しやすくやわらかいシルバーが用いられることが多かったのです。
稀少価値があって美しいため、コインやインゴットだけでなく、指輪の素材として多用されるゴールド。純金の指輪の場合、特に傷つきやすいのでお手入れには工夫が要ります。たとえシルバー入り合金でも、シルバー用の研磨剤などを使用しないでお手入れするのが望ましいです。同様に、磨き用クロスも使用しないほうがいいでしょう。柔らかい布等で強い力を入れないよう拭くのがおすすめです。
合金になると、グッと耐久性が増し、プラチナより硬い物も多くなります。ゴールドに配合される金属により、レッドゴールド、ホワイトゴールド、イエローゴールド、ピンクゴールドなど、異なる色合いや風合いのジュエリーがうまれます。