リングの素材として人気の高いゴールドには、様々なバリエーションがあります。
その1つのイエローゴールドは、幾つかの種類に分類される合金のなかでも、24金に色合いが似ている傾向が強いものです。例えば18金のイエローゴールドの色合いは純金そのもので、あたかも黄金色にかすかにイエローが混ざったかのようです。
18金の場合、純金に半分くらいずつの割合でシルバーと銅が配合されると、イエローゴールドに分類される色合いの合金ができあがります。しかし、配合されるゴールドの割合が落ちてくると、一般的にしだいに金色が薄れてきます。合金にするために配合される金属はシルバーや銅だけではなく、パラジウム等の場合もあります。
ホワイトゴールドも、リングの素材としてよく見受けられる合金です。ホワイトゴールドは20世紀以降、プラチナのような輝きを目指す素材として開発されてきた銀白色に近いゴールドです。
18金ホワイトゴールドの場合、24金の割合が7割5分もありますが、銀白色のパラジウム、シルバー等の金属が多く配合されるため、金色が失われてくるのです。配合される他の金属によって耐久度が増し、美しさもより長持ちしますから、リングの素材としておすすめです。ホワイトゴールド製のリングには、ロジウムメッキ等がかけられ、くすまないように工夫されているものが多いです。
くすんでしまった時はケアをしてシルバー本来の輝きを取り戻しましょう。かすう工房ではシルバー磨きなどのお手入れ用品が販売されています。