説明
戦国時代、日本に伝来した火縄銃(ひなわじゅう)が簪になり登場です。
銃身を簪部分に見立て、銃口を髪の毛に向けてさして頂く大変ユニークな簪です。軸となる銃の全身をアンティーク風仕上げに、引き金部分から火鋏(ひばさみ)にかけて磨き加工を施しアクセントを添えています。引き金から揺れる下がりにはシルバーにゴールドコーティングを施した蝶がひらりと舞います。戦国時代、戦の歴史を塗り替え新たな時代の火蓋を切ってきた火縄銃。戦国時代中期以降、足軽の主要武器の一つとなり、日本は当時世界最大の銃保有国だったとも言われています。時代の風雲児、第六天魔王織田信長も銃を用い戦い方を変えた一人でした。戦国最大のヒーローと彼の戦歴にあやかり織田木瓜の紋を彫り込みました。蝶のモチーフは織田信長の正室で明智光秀の従兄妹の帰蝶(きちょう)の名前から。彼女の生涯には諸説ありますが、寄り添い群雄割拠の時代を駆け抜けた夫婦の絆を表現しました。
軸は若干細めの短めの作りなっているため、メインの簪に添えてさして頂くのがおすすめです。銃という武器をモチーフながらも、着物・浴衣だけでなく洋服にも是非合わせて頂きたい簪です。
デザイナーの想い
戦国時代、戦の局面を革新した武器”火縄銃”を、精巧な再現力で簪(かんざし)に仕立てました。約500年前に種子島へ伝来し、日本国内で独自の改良と発展をした火縄銃は、更に日本からその技術をもって発祥の地へ伝えられることとなります。脈々と継がれる職人魂に敬意をはらい、ごく細密な簪として用の美としての意匠を作り込みました。いち早く改革を取り入れ、成功を納めたのが織田信長であることはあまりに有名です。中央に花咲く織田木瓜紋にあわせてささやかに添えた蝶は、信長の正室・濃姫の別名にちなんだもの。火蓋を切る撃鉄の苛烈さに、戦乱の最中に寄り添い支え合う心をひそませて、鯔背(いなせ)に髪を結い上げて頂きたい一本です。
アイテム詳細 | |
素材 |
シルバー(ゴールドコーティング)、真鍮(アンティーク仕上げ、一部磨き仕上げ) |
サイズ |
長さ約15cm/下がり長さ約2.5cm |
軸の特徴 | 真鍮ですが平たい軸のため、力のかけ具合の加減が必要となります。無理に力をかけると曲がったり、折れたりする可能性がございます。髪の長い方、量が多い方などは、ハーフアップやまとめた髪に挿したり、ヘアアレンジの2本目の簪としてもおすすめです。髪が短めの方は、編み込みなどに挿し込んでお使いいただけます。 |
※1本でまとめ髪OK
※ご使用の際は、軸を持って優しくお使いください。
一点一点趣向をこらした手作りの簪(かんざし)の通販です。
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