唐橘一本簪（からたちばないっぽんかんざし）

赤い実をつける植物、唐橘（カラタチバナ）をモチーフに、カーネリアンをふんだんに用いた高級感あふれる木軸タイプの一本簪（かんざし）です。

こっくりとした赤とつやりと光る様が可愛らしいカーネリアンを唐橘の実に見立てて、大小メリハリをつけて鈴なりに配しました。実の中にはまるでかくれんぼをするように1つだけ鈴をあしらっており、控えめな音色でちりんと鳴ります。磨きで仕上げた2枚の葉っぱは光を受けるとキラリと輝き、黒い木軸と落ち着いた色味のカーネリアンを引き立てます。実の下からは2本のチェーンとカーネリアンがぶら下がり、挿した際にはゆらゆらと可愛らしく揺れます。軸が長めで滑りにくい木製軸なので、髪の多い方でも1本で簡単にまとめられます。シンプルなデザインなので他の簪ともあわせやすく、和洋どちらでもかわいらしく身につけて頂けます。

デザイナーの想い
唐橘(カラタチバナ)という植物をモチーフに簪を仕立てました。唐橘は江戸時代には大変高価な植物で、百両以下では手に入れる事が出来なかったため「百両金(ヒャクリョウキン)」とも呼ばれました。万両(マンリョウ)、千両(センリョウ)といった縁起の良い植物の語源にもなった植物です。唐橘自体も縁起のよい植物で、「富」や「財産」といった花言葉を持っています。そんな唐橘をカーネリアンを用いて表現しました。カーネリアンは「行動力の強化」や「自己実現」を表し、何か新しい事を始めようとする際にぴったりの石です。勇気を出して一歩踏み出そうとしている方へ、行く先がどうか良い方向へ向かいますようにという思いを込めました。

※1本でまとめ髪OK
※ご使用の際は、軸を持って優しくお使いください。