説明
羽を広げ瑞雲のなかを飛ぶ丹頂鶴の装飾が美しい、日本刀の三所物(みところもの)と呼ばれる刀装具のひとつ、笄(こうがい)を平打タイプの一本簪(かんざし)に仕立てました。
日本刀で言うところの笄(こうがい)とは、拵にさしておく箸状のアクセサリー。髪を撫でつけるのに用いられていました。笄の飾り部分には、和柄と丹頂鶴を組み合わせた装飾を施しました。雲を図案化した、日本の伝統和柄である雲紋を彫り込みました。さらにアンティーク加工を加えて立体的な陰影を強調しています。
軸は扱いやすい真鍮軸を使用しております。季節を問わず併せやすい簪です。
デザイナーの想い
侍の象徴である日本刀と共に差していた、武士の笄(こうがい)を現代に蘇らせた簪(かんざし)です。女性の日本髪を結うために用いられた髪結道具であり装飾品であった笄。日本刀用の笄はこれとは異なり、武士が身だしなみを整えるため髪の手入れをしたり、耳かきをするためのものとして作られました。そんな笄に舞い踊る鶴をほどこしました。鶴の躍動感と、繊細な雲の細工や凹凸にこだわりデザインしています。いぶし加工を施すことで、より立体感を演出。いまにも飛び出してきそうなリアルさに仕上げました。「笄」の他に「目貫」と「小柄」の三つをを合わせて三所物(みところもの)とよび、刀剣の装飾品としていた時代。そんな時代のおしゃれの一つであった日本刀笄をさすことで、その時代に思いを馳せてみてください。
アイテム詳細 | |
素材 |
真鍮 |
サイズ |
全長:約16.8cm/軸:長さ約10.1cm/モチーフ:縦約6.5cm x 横約0.9cm |
軸の特徴 | 真鍮ですが平たい軸のため、力のかけ具合の加減が必要となります。無理に力をかけると曲がったり、折れたりする可能性がございます。髪の長い方、量が多い方などは、ハーフアップやまとめた髪に挿したり、ヘアアレンジの2本目の簪としてもおすすめです。髪が短めの方は、編み込みなどに挿し込んでお使いいただけます。 |
※ご使用の際は、軸を持って優しくお使いください。
※画像はサンプルです。実際の商品とは、多少異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。
一点一点趣向をこらした手作りの簪(かんざし)の通販です。
普段着や浴衣などにカジュアルにお使いいただけるオリジナルの簪・作家コラボ作品から、留袖や振袖、七五三など着物に合う伝統の鼈甲(べっ甲)簪、花簪、つまみかんざしなどの手作りかんざしを販売しています。ヘアゴムなどのヘアアクセサリーやグッズも取り揃えています。