今年の夏はもう浴衣でお出かけしましたか? 夏は花火大会、お祭りなど様々なイベントがあるので一度は浴衣で出かけたいなと思いますよね!でも、なかなか浴衣で出かける機会もないので慣れていないと色々トラブルも…中でも多いのが下駄に関するお悩み。 普段履きなれないので花火大会やお祭りで長時間履いていると親指と人差し指の間が痛くなってしまうという声をよく耳にします。せっかく張り切って浴衣でお出かけしても足が痛くては楽しめません。今回はそんなときの対処法をご紹介します。しっかり予備知識を蓄えて浴衣を楽しみましょう!
下駄を選ぶときのポイント
まずは下駄の選び方のポイントをご紹介します。 ここ数年は様々な種類の下駄が登場していて、おしゃれでかわいいものも多いのでついついデザインだけで選びがちですが、履き心地も下駄を選ぶ上 で重要なポイントです。一番おすすめなのは【下駄屋さん】でしっかりと自分の足にあうように鼻緒をすげてもらうという方法です。下駄屋さんにお願いすれば好きな色の台に好きな色の鼻緒をすげてくれるのでデザイン的にも好みのものが手に入りますし、サイズも自分の足にあわ せてくれるので一石二鳥です。しかし、最近なかなか町で下駄屋さんを見かけることも少なくなりましたし、下駄屋さんは下駄の専門店なだけあってお値段もそこそこ…そこまでは…という方は市販の下駄でもちゃんとポイントさえ押さえれば足が痛くなりにくい下駄を選ぶことができます。まずは基本として、きちんと自分の足にあったサイズのものを選びましょう。 普段の靴でもサイズの合わないものを履いていると靴擦れをおこしてしまいます。下駄もそれと同じようにサイズの違うものを履いていると鼻緒がずれて靴擦れのようになったり、歩きにくくなってしまいます。 足が甲高であったり、幅広の方は一回り大きめのものを選ぶと良いでしょう。そして、下駄を選ぶ際に一番重要なのは鼻緒です。 素材や太さなど様々ですが、「柔らかめの素材で太めの鼻緒」のものを選んだ方が下駄を履きなれない方にとっては歩きやすいでしょう。中には鼻緒の裏側(足の甲に当たる面)が面と別の素材で作られていて、柔らかくなっているものもあります。 鼻緒の太さも重要です。 細いものだと足の甲に食い込んで痛くなりやすいのでなるべく幅の広いものを選びましょう。実際に触ってみたり、履いてみたりするとどの鼻緒がはき心地が良いか、痛くなりにくいか実感できるかと思います。試着が出来る場合は一度履いてみることをおすすめします。
お出かけする前に準備しておこう!
次はお出かけの前に準備しておくべきことについてご紹介します。 新品、下ろしたての下駄ですと鼻緒がきつくて指の間や足の甲が圧迫されて歩く度に痛い、ということが良くあります。このような場合、しっかりと自分の足にフィットする大きさに調節しなければなりません。 方法としては、下駄の台をしっかりと押さえ、鼻緒の真ん中の部分をぐいぐいと力を入れて引っ張ります。その都度足を入れながら微調整していくといいでしょう。 なかなか硬くて伸びないというときは一回り足のサイズの大きい人、女性の場合は男性に一度履いてもらうと少しゆるくなります。しかし、緩めすぎてしまうと歩きにくくなってしますので注意しましょう。もし本番までに期間があるようなら何度か履いて慣らしておくと自分の足に沿うようになってくるのでおすすめです。
お出かけするときは持ち歩こう!
今までお伝えしたことに注意しても、実際に長時間下駄で歩くとどうしても足が痛くなってしまうこともあります。そんなときのことも考えてお出かけ当日は万が一足が痛くなっても応急処置ができるように準備しておきましょう。まず指の間が靴擦れのようになってしまったときに備えて、絆創膏を数枚用意しましょう。ただ、絆創膏だけでは薄くて痛みが軽減されない、すぐずれてしまって傷に鼻緒があたってしまうということもありますので、心配な場合はガーゼや テープなどもあわせて持参すると安心です。どうしても痛い場合には足袋を履くことをおすすめします。最近では色柄つきの足袋やレース素材の足袋も登場しているため、ちょっとしたおしゃれもできて足の痛みも軽減できるので一足バッグなどに入れて おくといいかもしれません。絆創膏やガーゼを巻いた上で足袋を履くとより効果的です。ソックスタイプの足袋であれば出先でも簡単に履くことができるのでおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか? 履きなれない下駄で長時間歩くと何かしら怪我をしたり、足が痛くなったりするもの。でも、対処法さえ知っていれば安心です!せっかくの浴衣のお出かけが足の痛みで台無し…なんてことにならないようにしっかり事前に準備して、夏を楽しみましょう!