夏の風物詩「浴衣」は女性だけのものではありません!
夏になったら男性も浴衣を着たいですよね。いつもとは違うセクシーに、男らしく浴衣を着てワンランク上の夏を楽しみたいものです。近年では企業や大学などで浴衣dayがあったりと、浴衣がより親みやすいものとしてイベントにも組み込まれていたりと、男性も「浴衣を着る」というシーンが今後増えてくると思いますので、そんなあなたに自分で着られる!簡単10分着付けをご紹介させていただきます。
着付けに準備しておくもの
浴衣を初めて着る方のために着付けに必要なものを紹介したいと思います。
先ずは浴衣!男性の浴衣は女性に比べてやや短めでも良いですが、身長に合ったものを選ぶと良いでしょう。また素材は綿や綿麻、麻などありますが、最近はポリエステルも多く、洗濯した際に保存が楽なポリエステルがおすすめです。
続いて帯ですが男性の帯は角帯か兵児帯がベターです。女性の帯よりも幅が狭く浴衣同様素材も様々です。
素肌に浴衣を着る方も多いですが、イベントに浴衣を着る際は肌着を付けることをおすすめします。VネックのTシャツ、ステテコで問題ありません。ただ透けにくい白やグレーを選ぶとよいでしょう。腰紐は1本、浴衣を着付ける際にえり合わせを留めるため、3〜5cmくらいのものを用意しましょう。
最後に下駄です。鼻緒のデザインも様々なので、浴衣にあったデザインで足元までコーディネートを楽しみたいですね。男性の中で痩せ型の方は追加でウエストに巻くタオルを用意すると帯が安定し、仕上がりが綺麗に見えるので用意してください。
簡単10分男性の着付けとポイント
男性の浴衣は女性と違いおはしょりをとらずに着付けるため、身長にあった浴衣選びもポイントになります。また丈は短めにしてキリッと爽やかに仕上げていきましょう。
先ずはじめに肌着を着けます。VネックTシャツ・ステテコを着て、痩せ型の方はこの上からお腹回りにタオルを巻いておきましょう。タオルを巻くことで着崩れ防止にもなりますので、痩せ型以外の方も状況に応じて巻くと良いでしょう。
次に浴衣を羽織ります。両サイドの袖口を持って、浴衣の背縫いの中心に合わせます。そこから前の左右の掛け衿を揃えて持ち、さらに両手を伸ばした位置で浴衣の両衿を持ちましょう。前を開き、下前の衿先が左の鎖骨に当たるように合わせ上前も同様に合わせます。この時に裾がくるぶしにかかるか少し短いくらいの長さにすることがポイントです。
右手で上前の衿先を押さえたまま、左手で腰紐の中心を持ちます。腰紐は腰骨に当たる位置で裾が広がりにくくします。余った腰紐は巻きつける形で隠していきます。腰紐を巻いたらしっかりしわを伸ばしていきます。背中に少し緩みがでますが、これを下に引いてしまうと動いているうちに衣紋が抜けてしまうことがあるので要注意です。
男性の浴衣帯結び
今回は最も一般的な角帯を使った結び方、「貝の口」を結んでいきます。結び上がりが貝の口に似ていることから「貝の口」と呼ばれますが、別名「男結び」とも呼ばれています。
先ず手先の端から約40〜50cmを取り、長さを決めます。取った部分を縦半分に折り、帯幅を細くして体の中心に帯をあてます。たれを腰紐の上を取るように胴に巻いて締め、さらにもう1回巻きます。帯を2回巻いたら右手を自然と伸ばしたところで帯を持って、この時にたれが床につきそうな長さが残っていたらもう1週巻きましょう。たれを内側に折り込み、右手でたれを、左手で手先を持ちます。
体の中心部分で手先にたれをかぶせて結び、たれを上から出していきます。たれを垂直に立て、手先を斜めに折り上げ、手先とたれを持ち替えてかれを下に折っていきます。手先の輪の中にたれを通し、引き出して結んでいきます。形を整えて結び目を後ろに回します。やや左寄りの位置にするのがポイントです。
いかがでしたか?
簡単に着付けができるので、イベントだけでなく普段も着てお出かけできそうですよね??浴衣にカンカン帽やクラッチバックなど、最近では小物でアレンジもできるので、この夏は浴衣で周りと差をつけたコーディネートで楽しんではいかかでしょうか。