紫外線の肌へのダメージはよく知られていますが、目への悪影響にも大きなものがあります。
紫外線は水晶体や網膜にまで届きますから、強い紫外線によるダメージが蓄積された場合、老化を促進したり、光誘発性角膜炎を引き起こしたりするといわれています。
WHOによると、白内障のうちのおよそ20パーセントが、紫外線に起因するといいますから、その悪影響には恐ろしいものがあります。白内障は失明にまで至った症例もある眼病ですから、特に春夏にその強さを増す紫外線には注意しなくてはいけませんね。
紫外線量が多くかつ眩しい夏には特に、サングラスを着用するのがいいでしょう。
サングラスは紫外線によるトラブルから目を守るといわれますが、どんなサングラスにもそのようなUVカット効果があるというわけではないのです。
サングラスの種類はさまざま。そこでサングラスの選び方は大事になってきます。
1つ目のポイントは、紫外線カットの表示です。
家庭用品品質表示法によって定められた基準を満たした製品にしかないので、それ以外のファッション用グラスと区別して選ぶことが可能です。
もう1つのポイントは色や形です。
やはり黒っぽいのがいいとはいえ、黒さが濃すぎると瞳孔が広がって多くの紫外線を吸収してしまいがちだからです。
またレンズが大きく、顔との距離が近い、目を覆うような形のサングラスがおすすめです。