持ち手の部分の箸の形状別特徴
箸の持ち手は「持ち代」とも呼ばれ、握りやすさに関わる部分です。その形状は、持ち手の先端である「筆頭」の形を見て判別できます。 箸は3本の指で持つため、奇数の面を持つ三角・五角・七角などが持ちやすいとされています。一方、縁起の良い数字であるという理由で、六角や八角を選ぶ方も多いです。 自分の好みに合った形状を探してみましょう。■三角
○△□天然ブナ補正箸-紅紫 23cm/紅深緑 23cm/赤黄 18cm/赤青 18cm
面が大きいため指を添えやすく、安定感は抜群。 無理なく正しい持ち方に導いてくれるので、お子さんや箸が苦手な方にもおすすめです。 箸を使うのが楽しくなれば、食事ももっと美味しくなりますね。
また、置いたときに最も転がりにくいのは三角です。手が当たってしまっても、テーブル上に留まってくれるはず。朝の忙しい時などには助かります。■四角
面に指を添えやすく、箸先まで力が伝わりやすい、一般的な形状。 なかには角が指にあたるのが気になる方もいるようです。おうちの箸を使って、自分の好みを確かめてみましょう。 四角はやはり置いたときにぴったり揃った姿が美しいですね。 三角と同様、角があるので、丸い箸より転がりにくいという利点もあります。■六角
子どものころから使い慣れた鉛筆と同じ形。手や指に馴染みやすく、持ちやすい形状です。四角ほど角があたることもありません。
さらに、六角は、長寿の象徴である亀の甲羅の形でもあります。「鶴は千年、亀は万年」というように、古来より縁起が良いとされる形です。
敬老の日や長寿のお祝いのギフトにするなら、六角がぴったりですね。
■八角
丸に近いですが、面があることによって滑りにくく、安定して持つことができます。癖が無く手によく馴染み、人を選ばない形状です。 また、8は末広がりで縁起の良い数字。結婚式の引き出物などハレの日の贈り物としても、よく選ばれています。■丸
角がないため持ち心地が良く、強く握ってしまう方も負担なく使えます。滑りやすく、転がりやすいのが少々難点です。■けずり
持ち手から箸先まで「けずり」が入っていて、角はありません。優しい感触で、手にフィットします。デザイン性が高く、上品な印象です。来客用の箸として用意しておくのも良いでしょう。箸先の形状別特徴
つい持ち手のデザインに目が行きがちですが、箸先は箸の命です。「喰い先」とも呼ばれ、喰い先一寸(一寸は約3cm)は箸の中でも特に丁寧に仕上げられる部分。箸先の形状により、食べ物の挟みやすさや、口に出し入れする際の口触りが違ってきます。用途によって使い分ける人もいるようです。 また、持ち代と箸先は別の形状であることも珍しくありません。■先丸
一般的な形状で、口触りが最も良いです。口にあたっても痛くありません。 ただし、ツルツルしているため、麺類を食べるときには避けた方が良さそうです。■先角
角が口にあたるのが少し気になる方もいるようですが、使い勝手の良い箸です。 箸の面と面もしくは面と角で挟むため、食べ物がつかみやすいという特徴があります。 豆腐やコンニャクのような柔らかい食べ物や麺類を食べる際に、ぴったりです。 箸を持つのが苦手な方でも、ストレスなく食べ物をつかむことができるでしょう。■先細
先端が細くなっていて、箸先の動きの微調整が可能です。米粒や豆類などの細かいものもストレスなくつかみめます。焼き魚や煮魚の身もほぐしやすいので、骨だけ残してキレイに食べきることができますね。カボチャの煮物を一口に切るもの簡単です。 また、口にほとんどあたらず、食事を邪魔しません。