こんにちは、今回は真面目に猫ちゃんについて考えるシリーズです。 猫飼いさんや近所の猫を毎日のように見守ってる皆さま、たまにこんな事を感じる時ありませんか? 「あれ、いつもははしゃいで飛びつくのに、今日はおもちゃに反応しない」、「心なしか、ご飯を食べる量が少ない」。 もしかしたら、それは猫ちゃんからのストレスサインかもしれません。
猫のストレスの種類
キレイ好きとして知られている猫は部屋の汚れに敏感です。 床にほこりがたまっていたり、ゴミが異臭を放っているとストレスを強く感じてしまいます。 中でも猫用トイレや寝床などの猫の縄張り周辺は特にキレイにしておく必要があります。 また、猫は夜行性です。 日中は極力おだやかにのんびり過ごしていたいと思っていることがほとんどです。 大きすぎるテレビの音や、音楽を爆音で流し続けることは猫のストレスの要因となってしまいます。 そして「猫はひとりの時間を好む動物」と言われますが、だからといって必ずしも孤独に強いわけではありません。 長くお留守番させすぎたり、ペットホテルや知人の家に預けっぱなしにしてしまうと、飼い主に会えない寂しさからストレスを感じてしまいます。 また、飼い主が家にいたとしても、構ってあげる時間が短すぎると孤独を感じてしまいます。 良かれと思ってやってあげていたことが、思いがけずストレスになってしまうこともあります。 毛を清潔に保ってあげたいと思うあまり水(お湯)でシャンプーをすると、水が苦手な猫にとっては強いストレスになってしまうことも。 また、「兄弟・姉妹がいたほうが寂しくないかも」と突然同居猫を連れてきてしまうと縄張り争いが起こり、互いにストレスを抱えてしまう場合もあります。
ストレスサインについて
言葉が話せないため猫のストレスに気付いてあげるのは非常に難しいですが、よく観察してみるといくつか特有のサインがあります。 長毛の猫の場合、グルーミングをした際に日常的に毛玉を吐くことがあります。 しかしストレスが溜まっているときの嘔吐は全く別モノです。 いつもより嘔吐の回数が多い、吐いたものがいつもと異なる(水っぽかったり黄色っぽかったりする)ときはストレスによる嘔吐でしょう。 また、グルーミングの時間が極端に長い時も、ストレスを感じていることが多いです。 グルーミングすることでイライラや気持ちの動揺を紛らわせていると言われていますが、過剰なグルーミングによって嘔吐の回数が増えてしまったり、 酷いときには毛が抜けすぎたことで露出した肌が皮膚炎を起こしてしまうこともあります。 食欲減退もストレスサインのひとつです。いつもよりも食べる量が少なくなった、大好物のおやつを見せても寄ってこない等、異変を感じたらストレスを疑ってください。 おやつのほかに、いつもは大好きなおもちゃを見せても寄ってこない場合もストレスの可能性が高いです。
ストレスによる症状
日々のちょっとしたストレスが時には病院に行かないといけないほどの事態になってしまうことも珍しくありません。 たとえば、日頃あまり吐かないタイプの猫にとっては嘔吐そのものが身体にとても負担をかけていることもあります。 ストレスで嘔吐を繰り返すうちに、脱水症状を起こしてしまい、そのことで食欲が減って元気がなくなり…と悪循環になってしまうことも。 脱水症状で入院しないといけなくなった、ということにならないようにストレスはできるだけ早く解消してあげたいものです。
ストレスの対策
まず、猫の生活スペースは常に清潔に保ちましょう。猫のトイレは1日2回、朝と夜に掃除してあげると猫も安心して用を足せます。 トイレの個数も、飼育している猫の数だけ用意しましょう。 また、トイレの場所はできるだけ猫がごはんを食べる場所から離れているほうが好ましいです。 猫が飲む水も、こまめに交換してあげましょう。特に、水が循環するペット用給水機は猫が飲みやすい一方で水を交換するのをつい忘れがちです。 シャンプーでストレスが溜まってしまう猫には、水を使わない粉シャンプーがあります。 気になるところに振りかけて、タオルでふき取ってあげるだけでキレイになります。 もし水で洗ってあげる場合は、シャンプーは無香料の猫用シャンプーを使ってあげてくださいね。 寂しさを感じやすい猫には、ちょっとでもスキンシップを増やしてあげることが大切です。 頭の後ろや喉元を優しくなでてあげたり、猫じゃらしで遊んでストレス発散させてあげるといいでしょう。 どうしても時間がない人のために、最近では電動式猫じゃらしもあります。 スイッチひとつで猫じゃらしが不規則に動くので、猫の運動にもなって一石二鳥です。 また、猫の孤独解消のために猫を多頭飼いする場合は、いきなり同じ生活スペースで飼育するのではなく、はじめはケージで生活圏を分けて徐々にお互いのいる空間に慣らしていきましょう。 先住猫の性格によって、すぐに仲良くなれる子もいれば打ち解けるのに半年かかる子もいて、様々です。
まとめ
大切な家族の一員の猫。少しでも早く猫の異変に気付いてあげられるように、日頃からよく観察してあげてくださいね。 ストレスは万病の元と言われます。 飼い主の私たちがストレスに向き合いひとつひとつ解消してあげることが、猫が楽しく長生きできる秘訣です。
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