猫ちゃんがソファーやクッションの上に乗って前足をふみふみふみふみ...とっても可愛いですよね! 膝の上に乗ってくれた時にふみふみされたらもう...堪りませんよね!??「 ｱｯ、ｿﾝﾅ...!!ｿﾝﾅｾﾞｲﾀｸﾅ...!!ｱｯ、!ｲｲﾝﾃﾞｽｶ!??」ってなっちゃいますよね!?? あれ！私だけでしたか....。今回はそんなふみふみについてひも解いて行きたいと思います！
猫がふみふみするのはなんで？
ふみふみをする理由は、未だにはっきりと分かっていません。ただ、「子猫のころ、母猫に思いっきり甘えられなかったからでは」という考えが有力であると言われています。 というのも、あのふみふみは子猫が母猫のおっぱいを飲むときに見られる行動のひとつ。 前足でぎゅっと押すことで、おっぱいを出やすくしているのです。 「もっとママに甘えたかった」「おっぱいを思う存分飲めなかった」という気持ちが、大人になってからのふみふみへと繋がっているのでしょう。
そのため、なかにはスムーズに親離れをして、ふみふみを一切行わない猫も存在します。 自然と乳離れをする時期までおっぱいを飲んで満足し、「もうふみふみをする必要はない」「もう大人になった」と理解したのでしょう。 また、「自分は強い」と捉えている猫や、自立心が高い猫も、ふみふみをしないケースが見受けられます。 ふみふみの有無は、子猫の頃の経験や性格によって異なるというわけですね。 しっかりと自立している証でもあるので、「うちの子はふみふみをしてくれない…」と落ち込む必要はありませんよ。
前足でするのと後ろ足でするのの違いは?
おっぱいを飲むときのふみふみといえば、前足だけを左右に動かすイメージですよね。しかし、なかには後ろ足でふみふみするオス猫も存在します。
これは先ほどのケースとは異なり、発情期によるもの。 この場合、ときには腰を振って交尾の真似をすることもあります。 高めの声で鳴く、少しずつ後ろ足に力が加わっていくケースも珍しくありません。
ここで注意しておきたいのは、「交尾ができないストレスを抱えている可能性がある」という点です。 繁殖させる予定がないのなら、できるだけ早めに去勢手術をするのもいいでしょう。 ただし、去勢したあとも癖が残っていて、また同じ動きをすることも。 無理に癖を直そうとするとストレスを感じてしまうので、厳しく叱るのは避けてくださいね。
また、「自分の方が上だ」と他の猫に示すために行なうこともあります。 この場合、他の猫との関係に問題があるのかもしれません。 それぞれの猫の居場所を確保できているか、エサ入れの場所が密集していないかなどをチェックしてみましょう。 環境に問題がなさそうなら、たくさん運動をさせて体力を消耗させるという手もありますよ。
飼い主にふみふみするのはどんな時か
飼い主のお腹や太ももの上でふみふみする場合、いくつかの理由が考えられます。 まずは、「あなたが大好き！」「かまってほしい」と甘えているとき。 大人になっても、子猫の頃のように甘えたいという気持ちが残っているのです。 飼い主のことを母猫のように捉えているなんて、嬉しい限りですね！
とくにふみふみと同時にのどをゴロゴロと鳴らしているなら、心の底からリラックスしている証拠。 きっと子猫の頃を思い出しながら、うっとりしているのでしょう。 時間が許す限り、たっぷりとふみふみさせてあげてください。 また、お腹が空いている時にふみふみをする場合もあります。 おっぱいを飲んでいたときの名残で、「こうすればお腹がいっぱいになるかも」と思っているのでしょう。 エサ入れの状態や、エサをあげるタイミングなどを見直してみてくださいね。
そのほか、眠いときにふみふみをするケースもあります。 おっぱいを飲んだあとにウトウト…なんて気分に浸っているのかもしれません。 これは、飼い主のことを母猫のように信頼しているからこその行動です。 そのまま眠ってしまうまで、そっとしてあげましょう。
ただ、途中からふみふみをしなくなる猫もいるようです。 もともと、ネコは環境の変化に敏感な生き物。 そのため、引っ越しや家具の移動などによって「いつもと違う」と感じ、ふみふみをしなくなる場合があるのです。 新しい環境に慣れるまでの一時的な状況だと考えられるので、しばらくは様子を見てみましょう。
まとめ
あの可愛いふみふみは、主におっぱいを飲んでいたときの動作の名残。 大人になっても同じ動きをしてしまうのは「子猫の頃に戻った気分で甘えている」「お腹が空いている」などさまざまな理由があります。 空腹でないかを確認しつつ、飼い主への愛情表現をたっぷりと感じておきましょう。 ただし、オス猫が後ろ足でふみふみしているなら、発情期が影響している可能性も。 ふみふみを始めたら、体勢や周囲の環境などをよく観察してみてください。 ストレス解消のためにも、去勢手術をする、運動量を増やしてみるなどの手段を視野に入れておきましょう。猫雑貨・グッズ
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