実は5種類もある!? 猫のひげについて
「猫のヒゲってなんのためにあるんだろう」とふと疑問に思ったことはありませんか? 実は、猫のヒゲには秘密があるんです!意外と知られていないのですが、 トレードマークである「上唇毛」以外にも、猫にはひげがあります。 猫のひげはなんと全部で5種類! この記事では、「猫のひげ5種類」と「ひげと体毛の違い」をご紹介した後に、 飼い主のみなさんの多くが思い悩む「ひげは抜けちゃうけど大丈夫?」という疑問について解説していきます。

猫のヒゲにはどんな役割があるの?

そもそもなぜ猫にはひげがあるのでしょうか? 猫のひげは、人間からするとトレードマークですが、実は重要な役割を持っているんです。 猫はひげによって、平衡感覚を保ったり、微妙な空気の流れを感じて周囲の物体を感じたりしています。 たとえるなら、猫のひげは「レーダー」のような役割をもっています。ひげがあることによって、人気を感じることができるんです。もし天敵が周辺に居れば、警戒態勢に入ります。猫は夜行性の動物です。猫が暗闇の中でも行動できるのは、ひげがあるからなんです。 ほかにも、猫はひげを使って感情を表現します。興味を示しているときは、ひげが顔の前に出てきたり、リラックスしているときは横に流れていたり、警戒しているときには、ひげが下がります。 「猫は犬に比べてクールな動物だ」と言われますが、実はひげを使ってしっかりと感情表現をしているのですね。 猫のひげにこんなにも意味があるなんてビックリした方も多いのではないでしょうか?

ヒゲの種類は全部で5つ!役割も違います

実は、トレードマークの「上唇毛」を含めてネコのヒゲは五種類もあるんです! さっそく、猫にとって非常に重要である5種類ヒゲの場所と役割を覚えていきましょう。

猫のひげ種類1. 眉上毛

眉上毛は「目の上に生えてる長いひげ」です。 眉上毛の役割は「目や頭の上の危険を察知するためのセンサー」です。猫はこの眉上毛を触られると、反射的に目を閉じる本能が働きます。眉上毛を触って目を閉じるのは危険を感じているサインなので、触らないようにしてあげましょう。

猫のひげ種類2. 頬骨毛

頬骨毛は「目の横下にちょこっと生えてるひげ」のこと。 このひげは猫によって生えてたり生えてなかったりします。頬骨毛は顔の横の危険察知のために使われますが、そこまで重要な役割はないと言われています。そのため、飼い猫にが頬骨毛ないからといって特に心配することはありません。

猫のひげ種類3. 上唇毛

上唇毛がいわゆる『猫のトレードマークとなる「猫ヒゲ」』と呼ばれるひげです。 上唇毛があるおかげで、猫は体よりも先に危険を察知することが出来ます。そのほかにも、「狭い場所に入れるか入れないかを測るメジャーの役割」を果たしたりもしてくれます。さらには、「目を閉じたときに異物が入るか入らないかの確認」や「感情表現」の役割を持っています。トレードマークだけあって、上唇毛の役割はたくさんありますね。

猫のひげ種類4. 下唇毛

下唇毛は「顎に生えるひげ」です。 よく見ないと分からないのですが、下唇毛は顎に生えています。 下唇毛はとても短く分かりにくいですが、非常に重要な役割があります。 下唇毛は「猫の目では見れない顎の下の危険や障害物を察知して喉や顎を傷つけないようにするためのセンサー」になります。

猫のひげ種類5. 口角毛

口角毛は「上唇毛の上に、ほんの少し生えるひげ」です。 これもまた、分かりにくいですがトレードマークである上唇毛の上に、ほんの少し生えています。 上唇毛の上に、1、2本、短く生えたひげが口角毛です。 口角毛も上唇毛と同じく「顔の横の危険を察知するレーダー」の役割をしています。 猫のひげの中でも最も抜けやすいため、この口角毛がない猫も居ます。

ひげと体毛の違いについて

「猫のひげと体毛はなにがどう違うの?」

ここまで猫のひげの種類を解説してきて、こんな疑問に思った方もいらっしゃると思います。 猫の体毛は「季節や時期、寒暖差に対応し自然に抜ける仕組み」になっています。 個体差にもよりますが、猫の体毛はよく抜けるイメージがあると思います。 「猫カフェに行ったら服が猫の体毛だらけに!」なんて経験がある方も多いのではないでしょうか? 一方で、猫のひげは体毛よりも3倍近く深く埋まっていて、その根本には神経が集中しています。 猫のひげは「感覚毛」とも呼ばれ周りのもの存在や距離感、温度変化などを感じることができる仕組みになっています。 非常に重要な役割を果たしていますから、体毛のように簡単に抜けることはありません。 しかし、もし仮にひげが抜けているところを見つけたら、「抜ける時期で毛が変わりどきだった」と言うことですので、 必要以上に不安にならないでも大丈夫です。

ひげは抜けちゃうけど大丈夫?

猫は生まれたときには、まだ体毛はあまり生えていないですが、実は、ひげだけはしっかり生えています。 これは「生まれてきたばかりで目も見えない中でも髭が唯一のレーダーとなる」からです。 そのため、猫のひげは「トリミング感覚で切っては絶対にいけません。 もし仮に切ってしまったとしたら、障害物にぶつかりやすくなったり、風を感じられなくなったり、大きなジャンプや狩りができなくったり、暗闇で動き辛くなったり、猫が非常に辛い思いをしてしまいます。 まさに、「猫の第三の目を奪ってしまうような行為」ですね。 神経質な猫だと鬱状態になってしまうこともあることも。 故意に猫のひげを抜く事は絶対にやめましょう。 しかし、猫のひげは勝手に抜ける事もあると思います。 「えっ?大丈夫かな?」と思われる方も居ると思いますが、ほとんどの場合は問題ありません。

猫のひげは生え変わる

ひげは体毛のように頻繁には抜けません。 しかし、新しいひげが生えると生え変わりのタイミングで、古いひげは抜けていきます。 飼い主さんが「ひげが立派になったなぁ」と感じる事もあるでしょう。 そんなときは、まさに抜けどきです。もちろん、心配はいりません。

しかし、病気やストレスで抜ける事も!

本来は自然に抜けることには心配のいらない猫のひげ。 しかし、ケアが必要なケースもあります。 「病気」や「ストレス」などが原因で抜けることがあるからです。 人間がストレスで脱毛するように、猫もストレスを感じてひげが抜けることがあります。 猫は、クールでタフなイメージもありますが、「ストレスを感じやすい動物」です。 新しい猫が家にやってきたり、自分が出産などしたりすると、特にストレスを感じやすいです。 飼い主さんがストレスを察知してあげて、できるだけ早く対処してあげることが猫の健康につながります。 また、「猫ニキビダニ」や「猫エイズ」などの病気によって抜ける事も。 そのため、猫のひげと状態を定期的に見てあげることで、猫の病気やストレスに早期に気づくことができます。

まとめ

今回は猫のひげと役割についてご紹介しました。 猫のひげは全部で以下の5種類がありましたね。
  • 眉上毛
  • 頬骨毛
  • 上唇毛
  • 下唇毛
  • 口角毛
そのほとんどが猫が快適に生きるために生きるために必要不可欠なもので、人間がトリミング感覚で抜いてはいけないものだということも学びました。ひげは体毛のように頻繁に抜けるものではありませんが、生え変わりの時期には自然に抜けるようになっています。しかし、病気やストレスで抜けやすくなることもあるので、飼い主さんが日頃から猫のひげを観察してあげることが大切です。

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