【復興焼き物プロジェクト】有田焼の特徴

有田焼、なんか名前だけで高そうなイメージがありますよね...。そんな有田焼に複数種類があるのは知っていますか?とても魅力的な有田焼きの世界を貴方にご紹介いたします!!

有田焼きの特徴

「復興焼き物プロジェクト」

有田焼は17世紀初頭に李参平によって有田町,泉山で磁器の原料となる陶器が発見されたと言われています。有田焼は、素の色が雪のように白く指で弾くとキンと金属音がします。
そのため、鮮やかな色で描かれる繊細な絵付けがとても映えます。泉山陶石、天草陶石などを原料としていますが、磁器の種類によって使い分けられており、作品は製造磁器、様式などにより複数の名称で分けられています。
また、その積み出しが伊万里港から行われていたことにより、伊万里焼きとも呼ばれます。

3つの様式

古伊万里様式

古い伊万里焼のことをさす。江戸時代の伊万里焼を称しています。藍色の素地に、上絵の金、赤、緑、黄色などで装飾した作品を古伊万里様式と呼びますが、
緑を抜いた藍色と金、赤の組み合わせが基本で、金欄手(きんらんで)の古伊万里と呼ばれることもあります。ヨーロッパで好まれて大量に輸出されていました。

鍋島藩窯様式

青みがかかった美しい色と裏文様に特徴があります。
鍋島焼きには三つの技法があり、染付と赤・青・緑の三色を基調とした「色鍋島」、藍色で精緻に描かれた「藍鍋島」、自然の青翠色の「鍋島青磁」があります。
17~19世紀にかけて佐賀藩(鍋島藩)で製造された高級な磁器の総称です。当時の将軍家や大名に向けた献上品などとして製造され言いました。

柿右衛門(初期色絵)様式

初代柿右衛門が確立した磁器の様式で、乳白色(濁手)の地肌に赤色の絵を施す。広い余白を残した構図が特徴です。ヨーロッパなどに輸出した際にマイセン窯などでは模倣品も作られました。

終わりに

「復興焼き物プロジェクト」

新型コロナウイルスの影響は各地の観光地に打撃を与え、それは観光地で製品を卸していた生産者にも及びます。
日本の長い歴史の中で、大切に続いていた伝統工芸はその灯が消えてしまうかもしれません。
私たちThe Ichiはその灯火を消さないためにも、「焼き物復興プロジェクト」の一つとして、輪島塗のふっこう復袋をご用意いたしました。
ぜひ応援をお願いいたします!

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