日本有数の観光地、京都。定番の観光スポット以外にも、のびのびと猫が過ごす姿が見られる穴場のスポットなどご紹介します。猫好きさんはぜひチェックしてくださいね。
哲学の道
なんだかとっても知的で趣のある名前の場所だと思いませんか? 哲学の道は琵琶湖疎水沿いに作られた約1.5kmの散歩道です。南は熊野若王子神社を起点に、北は銀閣寺まで石畳の小道が続いています。 「哲学の道」と呼ばれるようになったのは、明治時代の哲学者西田幾多郎が毎朝この道を歩きながら思索にふけったことに由来するそう。 近くには南禅寺や銀閣寺を始めとする観光スポットが多数あり、春は桜、秋は紅葉の名所として、京都でも人気の場所となっています。 哲学の道は京都でも有数の猫スポットでもあります。閉店した喫茶店に猫が住み着いたのが始まりだとか。たくさんの猫がいるので、小道でお昼寝をする姿に出会えるはず。 愛くるしい猫たちを見つけてしまうと、哲学にふけるどころじゃなくなってしまいそうですね。
京都市左京区鹿ケ谷法然院西町 アクセス ●北側から歩く場合 ・京都駅から市バス100系統「銀閣寺前」下車 ・京都市営地下鉄烏丸線「丸太町駅」から市バス204系統「銀閣寺道」下車 ・京都市営地下鉄烏丸線「今出川町駅」から市バス203・102系統「銀閣寺道」下車 ●南側から歩く場合 ・京都駅から市バス100系統「宮の前町」下車 ・京都市営地下鉄烏丸線「丸太町駅」から市バス204・93系統「東天王町」下車 ・京都市営地下鉄烏丸線「烏丸御池」から東西線「蹴上」駅下車
円山公園
続いて紹介するのは、京都でも有数の桜の名所である円山公園です。 円山公園は1988年に造られた、京都市最古の公園です。東山の自然の丘陵を利用して造ら れた回遊式庭園で、公園内には池や噴水があり憩いの場となっています。 西は八坂神社、南は高台寺、北は知恩院に隣接しており、いつも観光客で賑わっています。 四季それぞれに魅力がありますが、なんといっても綺麗なのは桜の季節。公園中央にある「祇園の夜桜」と呼ばれるしだれ桜は、神秘的な美しさで迎えてくれます。 そんな円山公園の猫たちは、8㎡という広大な敷地の中で暮らしています。それだけに必ずここにいるというスポットがあるわけではないようです。黒猫や三毛猫、茶白猫など色々な種類の猫がいるので、散策ついでに木陰で昼寝している猫を見つけるのも、宝探しのようで楽しいかもしれません。なんと夜には、八坂神社に近いところで猫が集会を開いているという情報もあります。
京都市東山区円山町473他 アクセス ・京都駅から市バス100・206系統で「祇園」下車 ・京阪「祇園四条駅」下車徒歩約10分 ・阪急「河原町駅」下車、徒歩約14分
梅小路公園
最後は、京都駅からのアクセスが抜群の場所にある梅小路公園です。梅小路公園は、平成7年にオープンした都市公園です。とにかく広い芝生広場や水遊びが楽しめる河原遊び場など、京都駅から徒歩15分という場所にありながら、自然に親しめる公園となっています。芝生の上で青い空を眺めれば、都会の真ん中にいることを忘れてしまいそう。 園内には、京都市初の水族館である「京都水族館」や、日本最大級である「京都鉄道博物館」があります。子供連れはもちろん、大人も楽しめるスポットです。 梅小路公園では、公園のあちこちに猫がいます。動物愛護団体の方々が保護活動をしている影響か、人に慣れた猫に会えます。ほとんどの猫が近寄っても逃げないので、写真を撮るだけでなく、もふもふの毛並みに触れることができるかもしれません。 京都駅から近いので、ちょっとだけ足を伸ばして訪れてみてはいかがでしょうか。
京都市下京区観喜寺町56-3 アクセス ・市バス33・特33・58・86・88・205・208系統「梅小路公園・JR梅小路京都西駅前」下車すぐ ・「京都駅(JR・地下鉄・近鉄)」中央口より塩小路通を西へ徒歩約15分 ・JR嵯峨野線「梅小路京都西駅」下車すぐ
まとめ
京都で猫に出会える3つのスポットを紹介しました。どの場所も観光スポットなので、訪れやすい場所ですね。京都はどの時期に訪れても魅力があります。お休みの日には、京都観光と猫に会いに出かけてみてはいかがでしょうか。四季折々の顔を見せる古都で猫たちとの出会いがあるなんて、まるで物語の世界のようですね。